悩みはどこからくるのか

悩みとは「答えのない質問」のことでした。答えがないので、いつまでも考えます。本来は脳の充電時間であるはずの家にいるときも、ご飯を食べているときも、お風呂に入っているときも、もしかすると眠っているときも考えているかもしれません。

では、悩みはどこから来るのでしょうか?

それについては「悪意」のお話をしなければなりません。

あなたが「嫌だなー」と思うこと、そのすべてを「悪意」と呼ぶことにしましょう。

例えば一番わかりやすいのは、面と向かって悪口を言ってくる人です。直接悪意をぶつけてきます。ネットやSNSの悪意の書き込みも同じです。そのほかにも、陰口、いじわる、怒り、怒鳴り声、嫌な視線、嫌な場所、嫌な思い出など、あなたが嫌だと思うことはすべて、「あなたにとっての悪意」になります。

直接あなたにぶつけられる悪意だけでなく、誰かにぶつけられる間接的な悪意もあなたにとっての悪意になります。例えば、子どもにとっての夫婦喧嘩、親子喧嘩、他人の悪口、いじめを目撃することなども、あなたにとって悪意になります。

あなたに悪意がぶつけられると、その瞬間に脳に悩みが生じます。