悪意から距離をとり、悩みが減少したら、次は脳細胞を動かさない練習をします。

脳細胞の動きを止める、つまり考えることをやめると脳は楽になり、身体も楽になります。

座禅、瞑想、ヨガ、マインドフルネスなども、おそらく考えることを中止すると楽になるという事を言いたいのだろうと私は思っています。

でも、明日から瞑想してくださいと言われても困ります。なんだかお金もかかりそうだし、怪しそうだし。ですので、当院では簡単な方法を教えています。

脳細胞の動きを止める練習

1)まず、脳の中で、「今考えていること」が居座る場所があるとイメージします。それは、頭の中にある小さなイスや座布団の様なものです。ちょうど手のひらぐらいの小さい座布団。そこに悪い考えが乗ると、他の考えは座ることができません。「そんなことはばかばかしいから考えるのをやめなさい」という考えは、座布団に乗れないのです。悪い考えほど強力に居座り続けます。

2)そこで、自分の分身を、自分の斜め前方にイメージしてください。まっすぐ前の少し見上げたところに、小さい自分がいるとイメージしてください。

3)その分身が自分自身に対し、「その考えをやめなさいとめなさい」と命令をするのです。

これだけです。これを練習するのです。明日にはできないと思います。でも1か月後にはできるようになると思います。脳の動きが止められるようになるとものすごく楽になります。お金も手間もかかりません。そんなに怪しくもないでしょう。